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バンパー下のガリ傷修理代はいくら?自分でも修理できる?

掲載日:2022.01.20 木曜日

車のバンパーは、衝突時の衝撃を和らげるように壊れやすくなっています。
そのため、少しぶつけただけでも傷がつくのです。
特にバンパー下は傷がつきやすい部分で、バンパーを擦ったとき以外に、飛び石などによっても傷がつきます。
もしもバンパー下にガリ傷ができたら、その修理費用はいくらぐらいでしょうか?
この記事では、バンパー下のガリ傷修理について解説します。

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バンパー下が傷つく理由

車の前と後についているパーツがバンパーです。
前についているのがフロントバンパーであり、後についているのがリアバンパーと言います。
壁にバンパーを擦ったり、ポールにぶつけてしまったりすると傷がつきます。
バンパーは、少し擦っただけでも傷がつきます。

実はバンパーは壊れやすく作られているため、少しの衝撃でも傷がつくのです。
それは、車が衝撃を受けたときに、バンパーが壊れることにより衝撃を分散させて、乗車している人に与えるダメージを少なくする目的でもあります。

傷を放置するとサビが発生する

バンパーの傷は、軽くぶつけた程度だと、そこまで大きくありません。
傷がついても車の運転に支障はないですが、早めに修理した方が良いです。
なぜなら、そのままバンパーの傷を放置すると、やがてバンパーの奥にある車の骨格にサビが発生する可能性があるからです。
サビが発生するとバンパー以外も修理することになり、修理費用が高くなります。
そのために、バンパーに傷がついたら早めに修理しましょう。

また、バンパーの傷が小さくても内部にダメージを負っているかもしれません。
内部を確かめるためにも、バンパーは一度取り外してチェックし、修理必要な箇所があれば直しておきましょう。

バンパーの修理費用

バンパーを修理するとなれば、その費用は以下の3つの要素で決まります。

  • 傷の大きさ
  • 車の種類
  • 塗装の種類

傷が小さいほど修理費用は安く、逆に傷が大きく深いほど修理費用が高くなります。
また、修理に手間がかかるほど費用は高くなる傾向です。
バンパーにグリルガードがあり、取り外しや修理に手間がかかる車(カスタムカー)は費用が高くなります。
そのほか、塗装の種類でも費用は変わります。
一般的に使われるブラックやホワイトに比べ、珍しいカラーやパール系は費用が高額になります。

具体的な修理費用

傷の大きさによる修理費用の目安を紹介しましょう。

  • 5cm×5cm : 1万円~
  • 15cm×15cm : 2万円~
  • 広範囲 : 3万円~

フロントバンパーよりもリアバンパーの方が、費用が高くなる傾向にあります。
パンバーに加え、他の場所も修理する場合、費用はさらに高くなります。
修理を依頼できる場所はいくつかありますが、ディーラー、カー用品店、板金業者や整備工場の順で費用が安いです。
費用がいくらになるか気になるならば、まずは見積もりを取ってみましょう。

修理方法と修理時間

ガリ傷の修理は、バンパーの取り外しから始めます。
取り外したら、傷部分を磨いて滑らかにして、その部分にパテを塗って傷を埋めます。
塗った部分のパテが固まったら、研磨してパテ部分を平らにします。
最後にパテの周囲を養生して、塗装したら修理完了です。

修理に時間がかかるために、修理してもらう業者に一度車を預けないといけません。
バンパーが割れたような場合は、パテを塗って修理するのが難しいので、バンパー丸ごとの交換が必要です。
バンパーを丸ごと交換する場合、安くても5万円程度の費用がかかり、高いと25万円程度の費用が想定されます。

修理時間は2〜4日程度かかります。
バンパーを丸ごと交換するときでも、数日で交換終了します。
ディーラーの場合、純正バンパーを早く手配してくれる可能性が高いでしょう。
また、板金業者や整備工場だと「交換費用を抑えられる」「手頃な中古品で対応してもらえる」などのメリットがある可能性もあります。

バンパーは自分で修理できるか?

バンパー下の傷が小さい場合、自分でも修理はできます。
その場合は、傷部分のバリをカッターなどで取り除き、次に耐水ペーパーで磨きます。
磨いて傷が平らになったら、油分を取り除くためにシリコンオフで脱脂してください。

次のプライマーとサフェーサーを吹きかけて、パテで傷部分を塗り固めます。
パテが固まったら、耐水ペーパーで磨いて平らにして、最後に塗装したら修理完了です。
線傷程度であれば、タッチペンでも修理できます。
カーコーティングしている車ならば、コーティングも施しておくと良いでしょう。

脱脂せずにパテを塗ると、パテがバンパーに完全に密着せずに次第に剥がれてきます。
パテを塗るならば、塗る部分の汚れや油脂を取り除いてから塗ってください。

プロの業者に修理を任せる

バンパーの傷は自分で修理することも可能ですが、どうしても修理箇所が汚くなり目立ちます。
大きな傷やバンパーが割れているならば、自分での修理は難しいでしょう。

バンパーの修理は、ディーラー、整備工場、板金工場などで実施しています。
自分での修理が難しいと思うならば、プロの業者に修理を依頼してください。
修理してもらえば修理箇所はきれいで目立たず、失敗なく修理してくれます。

まとめ

車のバンパー下の傷は、放置しておくと内部に水が入り、骨格にサビが発生する可能性があります。
小さい傷でも内部のダメージが大きい場合もあるので、目立たないようであっても、早めに修理した方が良いです。
小さい傷であれば、パテで塗り固めたりタッチペンを使ったりすれば修理できますが、手間もかかりますし、仕上がりに満足できない可能性も。
大きい傷や自分での修理が難しいと感じたときは、プロの業者に修理を依頼してください。

当社「株式会社カービューティープラザ」は、宮城県・仙台市でカーコーティング・板金・塗装などの施工を行っています。
バンパー下のガリ傷修理も、もちろん対応していますので、ぜひ大切な愛車をお任せください。