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カーフィルムの剥がし方とポイントをチェック

掲載日:2022.01.21 金曜日

車内のプライバシーを確保できるフィルムや、紫外線をカットできるフィルムなど、カーフィルムにはいくつか種類があります。
一度貼ったカーフィルムを剥がすとなれば、なかなかきれいに剥がれず、ガラスに糊が残ることもあります。
この記事では、カーフィルムの剥がし方と残った糊の取り方をご紹介します。

カーフィルムの剥がし方とポイントをチェック

カーフィルムの剥がし方

カーフィルムは糊でガラスに貼り付けるタイプが多く、貼った後にそのまま力任せに剥がすと糊が残ります。
一度ガラスに糊の跡ができると、糊を取ってガラスをきれいにするのは大変です。
どうしたらきれいに剥がすことができるか、ポイントを確認しましょう。

カーフィルムをきれいに剥がすには、下記3つの方法が有効です。

  • ドライヤーで温める
  • スチーマーを使う
  • 石けん水を使う

詳しく見ていきましょう。

ドライヤーで温めて剥がす

糊は温めると柔らかくなるので、カーフィルムをドライヤーで温めれば剥がしやすいです。
カーフィルムにドライヤーの熱を当てながら、徐々にフィルムを剥がしていきます。
きれいに剥がすならば、ガラスが熱を持つぐらいドライヤーで温めてください。

ただし、勢いよく剥がすと糊が残るので、ゆっくりと引っ張って剥がします。
冬場は、ドライヤーでガラスを温めた後に、急激に冷えるとひびが入り割れる可能性があるので注意してください。
ヒートガンを使っても、ドライヤーと同じようにフィルムを温められます。

スチーマーで湿らせて剥がす

家庭用スチーマーは、1万円程度で購入可能です。
フィルムを剥がすときは、スチーマーを当てて糊を湿らせていきます。
スチーマーをしばらくフィルムに当てていると糊が湿って柔らかくなります。
糊が柔らかくなったら、そのままカーフィルムを剥がしてください。

スチーマーで糊を柔らかくしながら、カーフィルムを徐々に剥がしていきます。
夏だと剥がしやすいですが、冬だと糊が固まりやすく剥がしにくいです。

石けん水を使って剥がす

糊に石けん水が染み込むことで、糊が柔らかくなるので、カーフィルムを剥がしやすくなります。
石けん水を使うときは、新聞紙やキッチンペーパーも用意してください。
そのまま吹きかけると石けん水が垂れてしまい、フィルムになかなか染み込みません。

そのために、カーフィルムに石けん水を吹きかけたら、新聞紙やキッチンペーパーをその上に貼り付けます。
フィルムを石けん水で蒸らすような形になり、時間と共に糊に石けん水が染み込みます。
染み込んで糊が柔らかくなれば、カーフィルムを剥がせます。

石けん水は蒸発するので、天候によっては20分おきぐらいに新聞紙やキッチンペーパーにも石けん水をふりかけると良いでしょう。
先にカーフィルムに切り込みを入れておくと、石けん水が染み込みやすいです。

剥がし方のコツと注意点

長年貼っているカーフィルムや、太陽光を浴びすぎて変色しているフィルム、気泡が沢山入っているフィルムは剥がしにくく糊が残りやすいです。
剥がすときはガラスに近い部分のフィルムを掴み、引っ張るのではなく持ち上げるようにしてゆっくり剥がすときれいに剥がせます。

リアガラスのカーフィルムを剥がすときは、電熱線を切らないように注意してください。
もしも電熱線が切れたら、熱線補助剤を塗ると切れた部分が通電するので、電熱線が使えるようになります。

カッターやナイフでガラスを擦るのも、避けた方が良いでしょう。
最近のガラスはコーティングされているので、鋭利な刃物で擦るとコーティングが剥がれます。
フィルムを剥がすときや、糊を取るときには刃物は使わないでください。

ガラスに残った糊の取り方

カーフィルムはきれいに剥がしても糊が残るので、フィルムを剥がした後は糊を取りましょう。
糊を柔らかくして、雑巾やタオルで拭き取ります。
以下の道具を用意してください。

  • 糊剥がし
  • 雑巾やタオル

糊剥がしがなければ、中性洗剤でも代用できます。
これらを糊に吹き付け、少し時間を置いて柔らかくなったら、雑巾やタオルで拭き取ります。
糊を剥がすときも、リアガラスの熱線を剥がさないように注意してください。
ガラス面や熱線を傷つけないようにするには、綿100%のタオルや布を使った方が良いでしょう。

糊がなかなか剥がれないからといって、クレンザーやサンドペーパーを使うと、ガラスに細かい線傷ができて見た目が悪くなります。
下手にガラスに傷をつけると、何かのきっかけで割れることもあります。

プロの業者にフィルムを剥がしてもらおう

カーフィルムは自分で剥がすと、きれいに剥がせず糊が残るときが多いです。
失敗すると、フィルムが裂けるような形で剥がれてしまい、ガラス全体に小さいフィルムが残ることもあります。
フィルムを上手く剥がせなかった場合、窓ガラスをきれいにするのは大変です。

そのため、カーフィルムをきれいに剥がすならば、プロの業者に依頼するのがおすすめです。
素人では剥がしにくいような状態のカーフィルムも、きれいに剥がしてくれます。
特にフィルムに1つでも気泡があると、すでにフィルムが劣化しているので、自分できれいに剥がすのは難しいです。
状態をチェックし、プロに相談をしましょう。

まとめ

一度貼ったカーフィルムは、糊を柔らかくすると剥がしやすくなります。
ドライヤーで温めたり、スチームで蒸らしたり、石けん水で溶かしたりすると、カーフィルムをきれいに剥がしやすくなるので、試してみてください。
きれいにカーフィルムを剥がしたい場合は、プロの業者に任せると安心です。

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