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車コーティングの頻度はどれくらいが理想的?寿命やタイミングを解説

掲載日:2022.06.15 水曜日

車のコーティングをしたからといって、メンテナンスが不要になるというわけではありません。
車のコーティングは経年劣化するもので、寿命があります。
コーティングの効果を維持するためには、寿命を迎えるタイミングで再施工しなければなりません。

この記事では、車コーティングとは何か、車コーティングの種類や特徴、車コーティングの寿命・頻度・タイミングを解説していきます。

車コーティングの頻度はどれくらいが理想的?寿命やタイミングを解説

車コーティングとは?どんなメリットがある?

車コーティング(カーコーティング)とは、文字通り車の塗装をコートする(覆う)ことです。
車の塗装面が露出した状態ですと、雨風や熱、排気ガス、埃、粉塵、花粉など、さまざまなものの影響で傷んでしまいます。
コーティングすることで塗装面が被膜で保護されるため、塗装の劣化を防止する効果が期待できます。
車コーティングには油脂や樹脂、ガラスなどが用いられます。

車コーティングの種類や特徴について

車のコーティングといっても、その種類はさまざまです。
ここでは、コーティングの種類をご紹介します。

油脂系コーティング

油脂系コーティングとは、古くから使用されている「ワックス」のことです。
ツヤ出しや撥水効果が得られ、施工が簡単、価格も安い(2,000~3,000円)というメリットがあります。
一方、塗装面を保護する効果は薄く、耐久性が低いため、雨で流れ落ちてしまう点がデメリットです。

樹脂系コーティング

樹脂系コーティングとは、シリコンやフッ素、テフロンなどのポリマーを原料としたコーティングです。
ポリマーコーティングとも呼ばれます。
価格は6,000円程度です。

定着の際の化学反応により、強い皮膜が生成されます。
したがって、油脂系コーティングよりも耐久性があります。
汚れが付着しにくくなる、車体に光沢が出るなどのメリットがありますが、雨や紫外線、油汚れに弱いというデメリットを持ちます。

ガラス系コーティング

ガラス系コーティングとは、原料の一部にガラスを含むコーティングのことです。
ガラスは耐久性が高いことから、油脂系・樹脂系コーティングよりも劣化しにくく、塗装の傷を防ぐ効果が持続します。
車体のツヤがより自然体になるのもメリットの一つです。

ただし、素人が施工するとムラが出やすく、再施工の際に剥がさなければならないため、DIYでは難しいでしょう。
また、ガラス成分はほんのわずかで、ポリマー原料が大半を占めている商品もあるため注意が必要です。
ガラス系コーティングを選ぶ際は、ガラス成分の含有量を確認しましょう。

専門業者で施工してもらう場合、費用は2~5万円程度です。

ガラスコーティング

ガラスコーティングとは、車体の塗装面に密度の高いガラスで被膜を形成するコーティングのことです。
ガラス成分の含有量が少ないガラス系コーティングに対し、ガラスコーティングはガラスを主成分としています。

新車以上にピカピカの輝きを与えることができ、愛車を長くきれいに保つことができます。
車コーティングの中でもっとも耐久性が高く、汚れが付きにくいため洗車も楽です。

ガラスコーティングは他のコーティングよりも難易度が高く、施工時の温度や湿度が性能に大きな影響を与えます。
そのため、コーティングの際は専門業者に依頼するのが一般的です。
業者に依頼する場合、費用は5~10万円が相場となります。

車コーティングの寿命は何年くらい?

車コーティングの寿命は、どのようなコーティングを施すかによって異なります。
もっとも持続性が低いのは油脂系コーティング、もっとも持続性が高いのはガラスコーティングです。
車コーティングの寿命を比較してみましょう。

コーティングの種類 寿命
油脂系コーティング 2週間~1ヵ月
樹脂系コーティング 3ヵ月~1年
ガラス系コーティング 半年~2年
ガラスコーティング 3~5年

上記はあくまでも寿命の目安です。
実際は車の使用状況や駐車時の環境、メンテナンス方法によっては上記よりも寿命が短くなる可能性があります。

例えば、駐車場が直射日光の当たる場所にある、雨風の中走行する頻度が高い、洗車を長期間怠る…などのケースでは、カーコーティングの劣化が早まることがあるでしょう。

車コーティングの頻度やタイミングは?

車のコーティングの理想的なタイミングは、寿命を迎える頃です。
油脂系コーティングのように耐久性が低い車コーティングの場合は、高頻度でコーティングしなければなりません。
しかし、ガラスコーティングのように耐久性が高い車コーティングであれば、前回のコーティングから3~5年経過したタイミングで施工すれば問題ないでしょう。

ただし、必ずしも寿命を迎えるまでコーティングを待たなければならないというわけではありません。
「洗車をしても汚れが落ちない」「コーティングの撥水性がなくなってきた」という時は、車コーティングのタイミングを早めても良いです。

車コーティングの頻度やタイミングで悩んだ時は、専門業者に相談してみることをおすすめします。

まとめ

車のコーティングは、コーティングの種類によって再施工の頻度が異なります。
寿命が短ければ短いほどコーティングの頻度が高くなるため、長い目で見て寿命の長いガラスコーティングを選んでみてはいかがでしょうか。

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