車の走行中の「ゴー」という騒音が気になって仕方がない!ということはありませんか?
この騒音は「ロードノイズ」と呼ばれるものです。
ロードノイズをそのままにしておくと、車の運転で疲れやすくなったり車酔いをしやすくなったりするため、早めに解決することをおすすめします。
この記事では、ロードノイズとは何か、ロードノイズの原因、車内がうるさくなる理由、ロードノイズを静音化する方法を解説します。
ロードノイズとは?主な原因は2つ
走行中の車内では、さまざまな騒音が発生しています。
中でも、ロードノイズはタイヤ由来の騒音ですので、車が地面を走る上でどうしても発生してしまう騒音です。
ロードノイズの原因は主に2つ挙げられます。
路面とタイヤの接触による振動
ロードノイズの主な原因は、路面の凹凸とタイヤが接触することで生じる振動です。
振動がタイヤを通じてサスペンションに伝わり、車内に聞こえてきます。
高速道路などでは「ゴー」という音が、凹凸の多い路面を低速走行する際は「ガリガリ」という音が生じます。
タイヤが劣化すると硬化します、すると、吸音性が衰えてロードノイズが大きくなることがあるため注意が必要です。
水しぶきや小石の音
雨の日に車を運転していると、水しぶきが跳ねたり、小石が跳ねたりしてフェンダーライナーや車体に当たります。
その音が大きく響き、車内にロードノイズとして聞こえることがあります。
車内がうるさくなる理由とは?
車内の騒音が気になる理由はロードノイズ以外にもあります。
まず、走行中にもっとも騒音になりやすいのはエンジンによるものです。
「ブーン」というようなモーター音が、エンジンからミッション、サスペンションに伝わり、車内に聞こえることで騒音となります。
走行中の振動により「ジジジ」というビビリ音が発生することもあります。
また、高速で走行中の車体は風圧がかかりやすいため、「ビュー」という風切り音が気になりやすいです。
その他、大きな段差を乗り越えた時にタイヤが太鼓のように音を鳴らす「共鳴音」、タイヤの溝の形状が原因で生じる「パターンノイズ」なども、車内がうるさくなる理由として挙げられます。
ロードノイズを静音化する方法
車内の騒音の中でも特にうるさく感じやすいのがロードノイズです。
ロードノイズを静音化できれば、車内の騒音が気にならなくなるケースもあります。
ここでは、ロードノイズを静音化する方法をご紹介します。
静音性のあるタイヤに交換する
ロードノイズのほとんどがタイヤに由来するものです。
そのため、まずはタイヤの性能を見直してみる必要があるでしょう。
ロードノイズを静音化するには、扁平率の高いタイヤへの交換が有効です。
タイヤの扁平率というのは、平たく言うとタイヤの厚みのことです。
扁平率が高ければ高いほど遮音性能に優れているため、ロードノイズが発生しにくくなります。
また、静音性に特化したタイヤに交換するのも良いでしょう。
タイヤ内部にノイズ吸収シートを搭載したり、柔らかい素材を採用したり、振動が伝わりにくいトレッドパターンを導入したりするなど、さまざまな商品が開発されています。
タイヤの性能に問題がある場合は、ロードノイズに対応したタイヤへの交換を検討してみてください。
ロードノイズ低減マットを敷く
吸音効果のあるロードノイズ低減マットを座席の下に敷くことで、ロードノイズを静音化できます。
ロードノイズはタイヤから車体の底面を伝って聞こえてくるため、タイヤ付近の床に低減マットを敷くことで遮断することができるのです。
運転席の床に敷く場合は、マットをアクセルやブレーキに引掛けないように注意が必要です。
事故を防ぐためにも、マットはしっかりと床に固定させましょう。
デッドニングを行う
より静音性を高めたい場合は、鉄板からの共振を抑えるため、「制振材」を貼る方法も視野に入れなければなりません。
この方法は振動をなくすという意味で「デッドニング」と呼ばれます。
デッドニングを施す箇所は主に4ヶ所です。
第一に、ロードノイズの原因となるタイヤの周り(タイヤハウス内)に制振材を貼り、鉄板の音を響きにくくします。
次に、タイヤ付近の床、ドアの内側、最後にトランクルームに施します。
制振材にはシート状のものもあればスプレータイプのものもあり、カー用品店などで購入できます。
しかしながら、実際にデッドニング処理を行うには、タイヤや座席を取り外して元に戻さなければならないため、車体整備の専門知識がなければ難しいでしょう。
まとめ
走行中の車内の騒音にはさまざまな原因があり、中でもタイヤに起因するのがロードノイズです。
ロードノイズはエンジン音に次いで気になりやすいため、運転に集中するためにも静音化することが望ましいでしょう。
タイヤ交換やデッドニングなど、ロードノイズの静音化で効果が高いものほど専門的な知識と技術を必要とします。
自分で行うこともできますが、失敗すると事故に繋がる恐れがあるため、おすすめできません。
ロードノイズの解決は、プロに頼むのが確実です。
車に関するお悩みは、仙台で車のトータルビューティーを提供する「カービューティープラザ」にご相談ください。