車を運転する時に「太陽光がまぶしいのでサングラスをする」という方は多いのではないでしょうか。
しかし、サングラスによっては暗すぎて運転に適さないものもあります。
今回はドライバーの必需品であるサングラスの可視光線透過率について、どれくらいのものが良いのかを解説します。
車の運転時に使用するサングラスの可視光線透過率
走行していると、時間帯によって日差しがさまざまな角度から照らしてくるため、まぶしくて見えにくいことがあります。
また、直接裸眼で太陽を目で見るのも良くないため、サングラスを普段からかけて防止するようにしている方も多いと思います。
しかし種類によっては、運転に適さない可視光線透過率の場合があり、車の事故を起こしやすくなってしまう可能性もあります。
どの程度がベストかというと、まったく太陽の光を通さないものもダメですし、通しすぎても目がチカチカして疲れてしまいます。
可視光線透過率が20%から30%が適していると言われています。
太陽の光をほとんど取り入れないものになってしまうと、特に曇りの日は見えにくくなってしまうので、注意が必要です。
可視光線透過率とは
サングラスなどをした時に、どのくらい外の光を通すのかを示す数値が可視光線透過率です。
透過率が低ければ、ほとんど光を通さないため暗く見えます。
10%程度なら、明るい場所でも薄暗く見えます。
逆に、透過率が高ければ明るくなり、100%近く取り込むものであれば、何も目にカバーをしていない時とそこまで変わりません。
サングラスは紫外線透過率も重要
どんなサングラスを選ぶか迷った時には、可視光線透過率を見ることも必要ですが、一緒に紫外線透過率もチェックするようにしましょう。
紫外線を浴びすぎてしまうと目にも肌にも良くないため、UVカット機能つきのサングラスは役立ちます。
購入する時に紫外線をどの程度カットしてくれるかの表示も見て、自分に合ったものを身に着けると良いでしょう。
透過率と使用シーンについて
物がはっきりと見えて、さまざまなシーンで使いやすいと言われているのは、可視光線透過率40%~70%と言われていますが、車の運転では少しまぶしいと感じてしまうかもしれません。
日中の車の運転では、可視光線透過率が20%~30%のサングラスがおすすめです。
透過率が8%以下となると視界が大変見えにくくなるため、運転には不向きです。
見えにくくて何かにぶつかってしまう危険性もあるため、約10%以下のサングラスは避けましょう。
ウォーキングや通常歩いて利用するなどという場合は、約10%~30%のタイプで問題ないでしょう。
強い日差しが照っている中でも、まぶしさを感じにくく、快適に過ごせるはずです。
75%~100%のタイプの場合、日中に使うのはまぶしすぎてあまり意味がないのですが、夜間につける分には適しています。
レンズのカラーでも変わってくる?
サングラスと聞くと黒いレンズのイメージもあるかもしれませんが、イエロー系やブルー系などさまざまなカラーがあります。
実は、色によっても可視光線透過率には多少の差が出てきますので、覚えておきましょう。
一番透過率が高いのはクリアーの90%で、同じくらいに光を感じられるのはイエロー系です。
ブルー系やピンク系になると少し可視光線透過率も下がり、60%となっています。
ブラウン系やグレー系になる一気に下がり、約15%から60%と低くなります。
運転時に最適な透過率・NGな透過率とは?
運転時に最適な透過率は、昼間と夜間では変わってきます。
昼間は先ほども説明した通り、約20%~30%がおすすめですが、逆に夜間は見えにくくなるため80%以上が適しています。
それよりも低いものを使用していると、物や人物が見えにくくなってしまい大変危険な状態となってしまうのです。
昼間でも雨が降っていて暗い時にも、透過率は高いほうが良いでしょう。
透過率が8%以下のサングラスは視界が悪くなるため、運転に適していません。
昼間はもちろん、夜間はほとんど景色が見えなくなってしまいます。
運転時には、色の識別ができることも大切です。
信号の色(赤・黄・青)などがしっかりと識別できるものを選んで、身に着けるようにしましょう。
まとめ
サングラスはドライバーにとって、運転時のまぶしさ解消に欠かせないアイテムです。
しかし、視界が見えにくくなる程の可視光線透過率が低いものは、事故のもとになりますので向いていません。
可視光線透過率が約20%~30%のサングラスを使用し、快適なドライブをしましょう。
安全に車を運転するためには、視界を良好にすることが大切です。
どんなに良いサングラスをしていても、フロントガラスが汚れていると視界不良になります。
そのため、フロントガラスは常にきれいにしておくように心がけておきましょう。
もし、なかなかきれいにならない、常にきれいな状態にしておきたいという場合は、ぜひプロの洗車・コーティングをご利用ください。