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長く乗れる車の条件とは?長く乗るためのポイントも紹介

掲載日:2021.11.12 金曜日

車は安い買い物ではないため、一度購入したらできるだけ長く乗りたいと思うのは当然のことです。今は、車の性能や耐久性もかなり高くなっているので、簡単に壊れることはないでしょう。

とは言え、発売されてから数年後にリコールが出る車があるのも事実なので、どんな車でも長く乗れるというわけではありません。ここでは、長く乗れる車の条件や、乗るためのポイントを紹介するので、車選びの参考にしてください。

長く乗れる車の条件とは?長く乗るためのポイントも紹介

車は何年ぐらい乗れる?

長く乗れる車と言っても、5年で長いと思う人もいれば、15年を目安にしている人もいます。長さの感覚は人によって異なるため、何年乗れれば「長い」となるのかを決めるのは難しいので、まずは車の平均年齢や寿命を知っておきましょう。

車の平均年齢は何歳?

車にも平均年齢(平均車齢)というものがあります。
これは、自動車を初年度登録してから何年乗っているかという経過年数のことで、人間でいう平均年齢と同じです。

令和2年3月末の乗用車(軽自動車を除く)の登録台数は3,928万408台で、平均車齢は8.72年となっています(※)
平均車齢は、平成22年度と比べても1.16年延びており、毎年前年度を上回っています。

※参考資料:一般財団法人 自動車検査登録情報協会

車の平均寿命は何歳?

車の平均寿命は、新規登録をされてから抹消登録(廃車)されるまでの平均年数で算出します。
平成31年3月末の乗用車(軽自動車を除く)の平均使用年数は、前年度よりも0.02年延びて13.26年(※)となっています。
車種別では、普通乗用車は13.17年で前年度より0.07年短くなりましたが、小型乗用車は13.31年と長期化しており、4年連続増加しています。

昔は、車の寿命は10年と言われていましたが、平均寿命で考えると今の車は10年以上乗ることができるのです。

※参考資料:一般財団法人 自動車検査登録情報協会

長く乗れる車の条件

今の車は平均車齢も平均寿命も長くなっていますが、ただそれだけで長く乗れる車を買えるというわけではありません。
選び方次第では長く乗れないこともあるので、「長く乗れる車の条件」も踏まえて選ぶことが重要です。

耐久性に優れている

まず重要なのが、耐久性に優れているということです。
耐久性に優れている車と言えばSUVが挙げられます。SUVは、15年以上保管されている車の中でももっとも多い車種であることが分かっているので、用途に合うのであればSUVを選んでおけば間違いありません。
また、長距離を走ることを想定して作られているミニバンやワゴン車なども耐久性が高いと言えるでしょう。

シンプルで飽きのこないデザイン

耐久性と同じぐらい大事なのがデザインです。
車のデザインにも流行があるため、その年の流行によっては奇抜でオリジナリティの高いデザインのものもあります。
特徴的なデザインは、流行っているときにはかっこいいと感じるかもしれませんが、モデルチェンジをすると一気に「古い車」感が出てしまうのも事実です。

もちろん、自分が本当に惚れ込んだデザインであれば良いのですが、長く乗りたい場合はシンプルで飽きのこないデザインを選ぶことをおすすめします。

ライフスタイルに合っているか

車のスペックがライフスタイルに合っているか、ということも長く乗れる車の条件です。
たとえば、頻繁にドライブに行くのに燃費の悪い車を買ってしまうと、ガソリン代の負担が大きくなります。街乗りに使うのに大きな車を買ってしまうと、駐車や走行が面倒になってしまうかもしれません。

車にはそれぞれターゲットがあるので、ライフスタイルに合ったものを選ぶことも重要なのです。

長く乗るためのポイント

長く乗るためには、何と言っても車のメンテナンスが大事です。
逆に言えば、メンテナンスを怠ってしまうと、どんなに耐久性の高い車でも故障が多くなり長く乗ることはできません。
メンテナンスをしないと、車に余計な負荷をかけることになるので、ここで紹介するポイントはしっかり守ってください。

こまめに洗車をする

洗車は、ただ車を綺麗にするだけでなく、車の健康状態をチェックすることができます。
ボディやガラスに傷がついていないか、ヘッドライトが曇っていないか、室内やエンジンルームに異臭がないかなどを細かくチェックできるので、ちょっとした異常に気がつけます。

また、タイヤの摩耗や空気圧を点検する機会にもなるので、できるだけこまめに洗車をしましょう。

半年に1回はオイル交換をする

半年に1回のオイル交換は必須です。
エンジンオイルは、エンジンの負担を減らし良好に保つための潤滑油なので、交換を怠ってしまうとエンジンが故障する原因となります。
普通に乗るだけであれば、交換の目安は半年ですが、頻繁に長距離移動する場合は最低でも15,000キロ、できれば5,000キロで交換するのがベストです。

オイル交換時には、エンジンオイルに汚れを除去するオイルエレメントの交換を進められることもあります。オイルエレメントもエンジンオイルを綺麗に保つための重要なパーツなので、オイル交換2回につき1回は交換するようにしてください。

車は点検で寿命が決まる!

車の部品の多くは消耗品であり、適切なメンテナンスをしなければ、どんなに耐久性の高い車であっても故障しやすくなります。しかし、メンテナンスのタイミングを自分で判断するのは難しいため、定期的な点検でチェックをしてもらうことをおすすめします。

車の寿命は点検で決まるといっても過言ではないので、長く乗るための点検・メンテナンスやコーティングなどはぜひ当社にご相談ください。