エアコンが効かないのはガス漏れが原因？解決方法をご紹介！

「車のエアコンの温度を下げても、風量を強くしても涼しくならない」となんだか調子が悪いというのは、エアコンにトラブルが起こっている状態です。エアコンが壊れてしまうと、夏であれば熱中症になるリスクもあるのですぐに修理が必要です。
ここでは、エアコンの不調の原因や、ガス漏れについて解説していきます。

車のエアコンの不調の原因

車のエアコンの不調には、いくつかの原因が考えられます。
原因によって修理費用も異なりますが、まずはどういった原因があるのかを知っておきましょう。

エアコンのガス漏れ

車の冷房は、エアコンガスが冷たい空気を作ることで作動します。
そのため、エアコンガスが不足してしまうと冷たい空気が作られず、結果エアコンが効かない状態を引き起こします。
エアコンガスは循環しているので、クーラーを使っているからといって減ることはありません。しかし、車の振動によってできる隙間から漏れることもありますし、パーツのズレなどが原因で漏れてしまいます。そのため、ガス漏れがエアコンが効かない原因となることもあるのです。

ガス漏れの解消は、充填をするだけで済むのか、パーツの修理が必要なのかで金額が大きく変わってくるので、カーエアコンに精通している業者にみてもらいましょう。

エアコンフィルターの汚れ

家庭のエアコンと同じく、車のエアコンにもフィルターがあります。
このエアコンフィルターは、車外から取り入れる空気のホコリやちりを取り除き、空気をできる限りきれいな状態にして車内に送り込んでくれます。
性能はグレードなどによって異なりますが、最近はPM2.5や花粉を除去できるハイスペックなフィルターもあります。

このフィルターが詰まってしまうと、空気の流れが妨げられることで冷暖房が効きづらくなるのです。家庭用エアコンのフィルターも、2週間に1回の掃除が推奨されるほど汚れが詰まりやすいので、車のフィルターのメンテナンスをまったくしていない場合はこれが冷暖房を効きにくくしている可能性があります。

エアコンのフィルターはグローブボックスの裏の取り付けられているのが一般的なので、グローブボックスを取り外すことができれば自分で交換することが可能です。

コンプレッサーのトラブル

エアコンガスを圧縮するコンプレッサーにトラブルが起こると、エアコンの効きが悪くなります。
コンプレッサーは圧縮機で、エアコンガスを液体にするために高圧で圧縮する機械です。
液体になったエアコンガスが気化するときに、周囲の熱を奪うので空気が冷たくなるため、コンプレッサーが故障していると冷たい空気が作られません。

コンプレッサーが故障している場合は交換が必要です。費用は高額ですが、コンプレッサーが動かないとエアコンは使えないので速やかに交換しましょう。

エアコンのガス漏れについて

エアコンが効かない原因はいろいろありますが、一番多いのはエアコンのガス漏れです。
振動によるガス漏れであれば充填するだけで解決しますが、経年劣化でパーツに亀裂が入ってしまっているなどのガス漏れは修理が必要です。
いずれにしても、ガス漏れをしている間はエアコンが効かないので、早めに対処しましょう。

ガス漏れのチェック方法

結論からいうと、ガス漏れのチェックはプロにしてもらうしかありません。
車のメカニックに関する専門知識を持っている方であれば、システム内のガスの流れを確認できる「サイトグラス」という窓をチェックすれば、ガス漏れやガス不足、可充填を判断できますが、知識がないと難しいでしょう。また、素人ではガス漏れの原因を特定することもできません。
ガス漏れを放置すると、コンプレッサーの作動にも影響を与えてしまうので、早めに点検してもらってください。

エアコンのガス漏れの解決方法

エアコンのガス漏れを解決するには、修理工場やディーラーなどの整備士に充填してもらうのが一般的です。
ガスの補充というと自分でできそうなイメージがあるかもしれませんが、エアコンガスは高圧ガスなので、専門知識や技術を持っていない人はできません。
万が一、誤った方法で充填してしまった場合は、故障してしまったり大きな事故につながったりする可能性があるため、自分で解決しようとすることはおすすめできません。

エアコンのガス漏れが気になったらすぐにプロに相談しよう！

エアコンの効きが悪くなったり、ガス漏れが気になったりしたときは、とにかくプロに相談するのが一番です。
ただし、は修理費用が高額になる可能性があり、ガソリンスタンドは点検してもらいやすいかもしれませんが修理専門業者ではないため、対応を間違えることもあるようです。

車のエアコンの故障は専門知識が必要になるので、適切な修理をしてもらうためにも、カーエアコンに精通した業者に相談しましょう。