お役立ち

車が雨漏りをしている!雨漏りが起こる原因と対策を解説

掲載日:2021.11.30 火曜日

オープンカーではないのに雨天時に車内に雨粒が落ちてきたら驚きますよね。
その場合、車が雨漏りをしている可能性があります。
今回は車が雨漏りをするのはどうしてなのか、原因と対策について解説していきます。

車が雨漏りをしている!雨漏りが起こる原因と対策を解説

雨漏りが起こる原因

車の雨漏りが起こる原因は大きく分けて3つあります。
詳しく見ていきましょう。

車体の歪み

衝突事故などを経験した車だと、衝突の衝撃により車に歪みが出ているかもしれません。
この歪みにより隙間が生じ、そこから雨漏りが起こっている可能性があります。

パッキン類の劣化

車のドアや窓ガラスの周りなど、様々な部分にパッキンが使われています。
パッキンはゴム製なので、長い間使用し続けるとどうしても劣化が起こります。
劣化したパッキンは硬化したり亀裂が入ったりすることで、柔軟性や密閉性が失われます。
結果としてその性能が低下し、雨漏りが起こるのです。
雨漏りがドア付近、窓ガラスの周り、トランクなどで発生している場合は、パッキンの劣化が原因と考えられます。

ボディの異常

何かしらかの理由でボディにひび割れや亀裂が発生していると、その隙間から雨が入り込むことで雨漏り起こります。
天井から天粒が落ちてくれば天井の異常とすぐわかります。
ですが、雨粒が流れドアを伝い雨漏りが起こる場合もあります。
雨漏りが起こっている場合は、ボディのどこかに異常がある可能性を疑いましょう。

車の雨漏りを放置するとどうなるのか

雨水がにじむように漏れ出てくるような雨漏りだと、「あまり問題はないのでは?」と思うかもしれません。
ですが車には様々な電装部品があり、その配線が入り組んだ状態で車内に通っています。
雨漏りによりこれらの電装部品に水が侵入したり、配線が濡れたりすると大変です。
漏電が起こり、最悪発火・火災といったトラブルの原因となります。
また見えないところでカビが発生してしまい異臭が発生したり、健康被害を及ぼしたりする危険もあります。
車内環境が悪化すると、快適なドライブが楽しめませんね。

雨漏りによりサビが発生すると、サビによりボディにダメージが与えられ、新たな雨漏りを引き起こすなどの問題も出てきます。
ボディの腐食などが起こると、最悪廃車となる可能性が出てきます。
雨漏りを見つけたらできるだけ早く対応する必要があります。

車の雨漏りを修理する方法

車の雨漏りを修理する方法は、どこから雨漏りが発生しているかによっても違います。
中にはDIYでも修理可能な雨漏りもありますが、雨漏りが漏電や発火などに繋がることを考えると、DIYは応急処置程度にとどめることをおすすめします。

DIYでできる応急処置

衝突などでボディに小さな穴が開いてしまったような場合には、シリコンコーキング材を使ったり、ゴムシールを張り付けたりといった対応ができます。
これらはカー用品店で販売されています。
完璧さを求めなければこの後パテを塗り仕上げてもよいですが、きれいな仕上がりにならなかったり、状態を逆に悪化させたりする危険性があります。

またDIYで修理してみたものの、結果として自力での修理ができず途中から業者に依頼したいと思うかもしれません。
その場合、二度手間になりますし、DIY費用に加えて業者への依頼費用もかかります。
普段車のメンテナンスを自分ではあまりしないような場合は、DIYは避け最初から専門業者に相談したほうが安全です。
自分で応急処置を施した場合は、できるだけ早く専門業者に相談し修理に出しましょう。

パッキン類の交換

ドアや窓ガラス周りのゴムやパッキン類の交換は専門業者でなければ交換はできません。
ガラスを取り外す時などに専門的な工具が必要なので、DIYでの交換は避けましょう。
業者に依頼した場合でも、その費用は1万円~1万5千円くらいが相場です。
万が一雨漏りを放置してしまった時のダメージのほうが大きいので、早めの交換をおすすめします。

軽度な雨漏りの補修

雨漏りの原因がパッキン類ではなく、軽度な傷が原因の場合、業者に依頼しても1万円前後で修理可能です。
日ごろの点検でボディ表面の異常を見つけた時には、症状が大きくなる前に専門業者に相談してください。
塗装のはがれ、小さなサビがあった場合は注意が必要です。

重度な雨漏りの補修

雨漏りの範囲が広がったり、サビが目立ったりするような場合は大掛かりな補修となります。
費用は数十万円~100万円を超える可能性もあるでしょう。
場合によっては補修不能と判断されることがありますので、雨漏りは発見次第すぐに相談したほうがよいでしょう。
修復不能な場合は最悪廃車も検討しなければならなくなります。

まとめ

雨漏りは放置すると車に大きなダメージを与える危険があるため、発見次第対処する必要があります。
DIYでは難しいものも多いため、専門業者に相談することがおすすめです。
雨漏りの修理については、車の板金塗装や修理を手掛ける当社でスムーズな対応が可能です。
ぜひ大掛かりな修理が必要となる前に、当社にご相談ください。